Project 里海珊瑚プロジェクト

Overview
里海珊瑚プロジェクトの全体像

育ちあうことで
つながる、
海、社会、未来。

育ちあうことでつながる、海、社会、未来。
01 目指す姿
  • 障がいのある方に付加価値の高いスキルを習得してもらい、社会的、経済的に自立できる環境の創出。
  • 企業による生物多様性への貢献、企業の成長への寄与。
  • 生物多様性の保全・再生が深まると同時に、地域や関係する人々への経済的価値の創出。
02 活動ポリシー
  • 障がいのある方の平均賃金はとても低く、賃金向上のためには付加価値の高い仕事に就くことが重要。
  • 障がいのある方が付加価値の高いサンゴ養殖等を行い、海に還すことでサンゴ保全活動をしつつ、障がいのある方の賃金向上と企業の成長寄与に繋げる。
03 プロジェクト概要
  • 企業が障がいのある方を雇用、または就労機会の提供をし、障がいのある方がサンゴ保全・再生に従事。
  • 難易度の高い陸上サンゴ養殖の実現、海中のサンゴ礁の再生、独自のサンゴ生育研究。
  • 生物多様性の保全、地域や関係者への貢献、企業とのタイアップ、活動の周知による啓蒙。

Outline
なぜこのプロジェクトをやるのか

世界のサンゴ礁の80%が既に破壊、長期的に危うい状況に

サンゴの現状の真実

サンゴ礁は多様な生物の生息地となるほか、防波堤や観光、教育文化の場として機能し、琉球諸島では2,000億円規模の経済効果を生み出しています。
一方で、海水温上昇による白化現象や海洋汚染などの影響から、全世界でサンゴは危機的な状況にあり、サンゴ保全が急務となっています。

生物多様性とは、すべての生命のつながりです。
地球には、およそ1,000万種ともいわれる生きものが存在し、それぞれが食物連鎖や生態系のバランスの中で相互に関わりあっています。

この“つながり”があるからこそ、私たちは安定した気候、豊かな食料、きれいな水などの「自然の恵み」を享受できているのです。

しかし今、地球規模でこのつながりが急速に失われつつあります。
気候変動、乱獲、海洋汚染、開発による生息地の消失―とくにサンゴ礁の減少は深刻で、世界全体で約80%のサンゴが絶滅の危機に瀕しているといわれています。
サンゴは、海の中の生物多様性の“ゆりかご”であり、小さな魚から大型の海洋生物まで、数千種類に及ぶ生き物たちの暮らしを支えています。

日本も例外ではありません。
とくに沖縄の海では、海水温の上昇や赤土の流入により、かつて色鮮やかだったサンゴが次々と白化し、命の拠り所を失っています。

このような危機に対し、国際的にも「30by30」や「TNFD(自然関連財務情報開示)」などの枠組みで、生物多様性の保全と再生が急務とされています。

私たちのプロジェクトでは、

  • 陸上で育てたサンゴ苗を人の手で海に戻し、
  • 成長を定点観測しながら、
  • 学術的・地域的に持続可能な方法で再生に取り組んでいます。

“自然と人間が共存できる未来”を実現するために、サンゴからはじめる生物多様性保全のアクションを、沖縄の海から世界に広げていきます。

障がいのある方の職場定着率50%未満 課題が多くノウハウもないためすぐに辞めてしまう

※精神障がいのある方の定着率

民間企業が抱える障がいのある方の雇用課題

法定雇用率の達成や人材の確保・育成が難しく、接し方や業務の切り出し、周囲との調整にも悩みが多い中で、仕事づくりや定着にも苦戦する企業は少なくありません。
ノウハウの不足から早期離職につながることも多く、持続的な雇用が難しいのが現状です。

ソーシャルグッド型 障がいのある方の雇用とは、「社会課題の解決そのものを仕事にする」新しい雇用のかたちです。

従来、障がいのある方々の就労機会は、「作業的な軽作業」「生産性が重視されにくい業務」に限られているケースが多く、仕事にやりがいや意義を感じにくいという課題がありました。

そこで私たちは、「環境保全」と「就労支援」をかけあわせた社会的価値の高い仕事を、福祉のフィールドの中に取り入れることに挑戦しています。

たとえばこの里海珊瑚プロジェクトでは、

  • サンゴの養殖用の苗作りや飼育用のIoT水槽の管理
  • 成長記録等のデジタル記録(タブレットでの作業)
  • サンゴ保全の報告レポート作成(PCでの作業)
  • 体験ツアーでの受付補助や解説補助

といった専門性と社会性を兼ね備えた仕事を通じて、障がいのある方が“社会と自然の担い手”として活躍できるステージをつくっています。

さらにこの取り組みは、参画企業の CSR や SDGs 、サステナブル推進の取組みにつながり、すべての従業員の誇りや社会参加意識が高まり、障がいのある方にとっての就労機会や生きがいにつながります。

「守るべき自然」と「活かすべき人の力」が出会い、循環していく未来の仕事のかたち。

それが、私たちが実現を目指す “ソーシャルグッド型雇用” です。

Approach
わたしたちの
解決サイクル

障がいのある方が陸で育てたサンゴを海へ戻し、育成・観察まで循環化。デジタル活用で海と社会の持続可能なサイクルを広げます。

陸上養殖 DXの活用と障がいのある方の活躍によりサンゴを養殖

陸上養殖

DXの活用と障がいのある方の活躍によりサンゴを養殖

海中移植 里海珊瑚の森を茂らせるべく、ダイバーと連携して海中にサンゴを植付け

海中移植

里海珊瑚の森を茂らせるべく、ダイバーと連携して海中にサンゴを植付け

観察・モニタリング 海中のDXにもチャレンジ、TNFD(自然関連財務情報開示)への活用も可能に

観察・モニタリング

海中のDXにもチャレンジ、TNFD(自然関連財務情報開示)への活用も可能に

Initiative
今後の取り組み

わたしたちは里海珊瑚プロジェクトを通じて、
ネイチャーポジティブに寄与する活動と新たな価値創出に挑戦します。
サンゴの生育研究

成長が早く、高水温にも強いサンゴ生育の人的アシスト

サンゴバンク(生態系保全のための種の保存・増殖拠点)

沖縄以外の国内外のサンゴ生殖域への展開

海洋汚染対策

DXによる海中/海水/海底の調査や分析

マイクロプラスチック問題への対策

海洋ゴミの回収や啓蒙活動

海のカーボンニュートラル

サンゴが起因するブルーカーボン生態系への影響調査

ブルーカーボンクレジットや生物多様性への展開

藻場やマングローブの保全・再生

環境ツーリズム(観光資源化)

サンゴ保全や海の課題に触れるミュージアム開設

家族/修学旅行時に参加できるサンゴの保全体験

企業版ふるさと納税も視野に、里海珊瑚リゾート構想の展開

海から、地域の可能性を解放する。
海から、地域の可能性を
解放する。